ミニマリストに興味がある!
ミニマリストになって得られるメリットってどんなもの?
ミニマリストになって困ったこと・デメリットってないの?
このような疑問に解答していきます。
私は必要最小限の物だけをもって生きるミニマリストです。
昔は大量のモノを所持し、いわゆる汚部屋に住んでいたタイプの人間だったので、
ミニマリストになることで大きく人生が変わった一人だといえます。
この記事では私がミニマリストになってよかったと感じるメリットと、
これは困ったなと感じたミニマリストだからこそのデメリットを紹介していきます。
この記事を最後までご覧いただければ、
・ミニマリストの暮らしが自分に合っているかどうか
・実際ミニマリストってどうなの?
という点を知っていただくことができます。
思いつく限り挙げてみたので、気になるところから覗いてみてくださいね。
Contents
ミニマリストになるメリット【お金編】
お金がたまる
ミニマリストになることで買い物の頻度が減り、自然とお金が溜まるようになりました。
昔は「安物買いの銭失い」という言葉どおり、安い物を買ってはすぐに新しいの物を買いなおすといった無駄遣いをしていました。
現在は自分がほんとうに気に入っている物だけを買うようにしているので、買いなおしの頻度が減り、自然と無駄遣いが減っています。
ときめく物に投資ができる
物をたくさん買わない分、1つ1つの持ち物にお金をかけられるようになりました。
それにより、今までだったら買わなかった(※買えなかった)ようなときめく物にも手を出せるようになったのです。
(ミニマリストになってから買った物の例)
・abrAsusの薄い財布
・Apple Watch
・Sonyのノイズキャンセリングイヤホン など。
昔だったら「欲しいけど高いしなぁ」と諦めていたでしょうが、普段の無駄遣いがない分いざという時にお金を出すことが可能です。
値段をとわず本当に欲しい物を買うことのできる暮らしはとっても幸せなのでおすすめです。
家賃が安くなり、節約できる
持ち物が多い家庭では、物に多くの家賃をとられています。
ミニマリストは物を持たない分、小さな部屋で満足した暮らしをすることも可能です。
家賃が1万円下がるだけでも、年間12万円の節約ができます。
固定費の削減をしたい方にも物を持たないミニマリストの暮らしはおすすめですね。
お金の使い方が上手になる
ミニマリストになることで、お金の使い方が上手になったと感じています。
なぜなら、物を減らす過程で、「物では自分を満たし続けることはできない」ということに気づきました。
結果、物への執着が減り、真に必要なものに対してお金を使えるようになりました。
物は買った瞬間がピークで、そこからどんどん満足度が下がっていきます。
古くなったり壊れたりしてしまったりするのが、物の宿命だからですね。
ではどのような物にお金をかけるのかというと、
・普段から長く触れるもの・仕事道具
・自分の時間を生み出す物
・物よりも幸福度が長続きしやすい「体験」
が主なものです。
この中でも特に「体験」は心に残り、色あせることがありません。
壊れたり、人から奪われるものでもないからこそ、幸福度が長続きしやすいのです。
今までは何となくお金を使っていましたが、物への執着が消え、
お金の使い道を選別することでお金を使った際の満足度が高くなってきました。
好きな仕事で生きられる
ミニマリストになり、月々の生活費が下がっていくと、無理に正社員や嫌な仕事をして生きていく必要性がなくなりました。
私自身昔は朝から晩までがっつり働く営業マンでしたが、今はお家でまったり大好きなブログを書いて暮らしています。
正直ほとんど働いておらず、毎日3~4時間ほど自分の働きたい時に働くというスタイルを約4年ほど続けています。
月10万円程度の生活費であれば、会社に属さず個人で生きる生き方にもリスクはありません。
なにかしら失敗しても、アルバイトでパっと稼いでしまえば問題ないからですね。
いまの仕事が辛かったり、会社で働くことが合わなかったりする方は一度、ミニマルな暮らしをすることを検討してみてはいかがでしょうか?
ミニマリストになるメリット【時間編】
片づけ時間が激減する
ミニマリストになると片づけ・掃除がすごく楽になります。
私は寝る前に5分見回りをし、その日の片づけを終わらせるようになりました。
なぜこんなことができるかというと、物が少ないから部屋が散らかりづらく、物を元の位置に戻す工数も少ないからです。
私がミニマリストになるきっかけの1つも「片づけをしなくて済みそうだから」という非常にズボラな理由でした。
ただ実際問題、片づけが苦手だったり、する時間がなかったりする方は物を減らすべきだと経験上思っています。
物が少なければ少ないほど、片付け・掃除の手間が減り、自由に使える時間がふえるのでおすすめです。
洗い物にかかる時間が減る
ミニマリストになることで、大嫌いな洗い物にかける時間も減りました。
物を減らすことで片づけがラクになったことに味をしめた私は、お皿の量も減らしていきました。
詳しい数や持ち物はこちらの記事を見ていただきたいのですが、お皿も最小限の数に減らすことで洗い物をする頻度と量が減っていったのです。
特に家族で暮らしている場合、お皿やコップはあればあるほど使われてしまってストレスになるという経験あるのではないでしょうか?
でも数がすくなければその場で洗って使うしかないので、洗い物が溜まりづらくなっていきます。
毎日の洗い物がだるい、と悩んでいる方はぜひ試してほしいです。
探し物をする時間が減る
私は、自他ともに認める『物をなくす天才』です。
ただ、部屋の物を減らしまくったことで、たとえ物を失くしてもすぐに見つけられるようになりました。
以前物の多い部屋で暮らしていたころは、出勤前に「あれがない!これがない!」とよくイライラしていたので、ミニマリストになってよかったなと思っています。
特に朝、無駄な時間を過ごしてイライラしたくない方にはミニマリストがおすすめです。
やらない家事を増やせる
ミニマリストになって金銭的余裕ができれば、時短家具を買うことも可能となります。
我が家では「乾燥機つき洗濯機」を愛用していますが、夫婦の時間が大幅に増えました。
・洗濯物を干す
・乾いた洗濯物を家に戻す
という一連の手間や面倒くささから解放された瞬間は、本当にうれしかったですね。
ミニマリストさんの間では、掃除を「ブラーバ」や「ルンバ」に任せて、自分でやらないようにしている方も多いですよね。
自分がやる必要のないことは機械に任せちゃったほうがいい、ということは断言できます。
人生の時間は有限ですし、よっぽどの家事大好きさん以外は時間をお金で買っちゃいましょう。
そのためにも、生活費の見直しをし、ミニマルな暮らしに変えていくことをおすすめします。
買い物の時間がへる
ミニマリストになってから、物を買う頻度が減りました。
・なんとなくで物を買うようなことがなくなった
・欲しいものはもう持っている
という理由が大きいように思います。
物欲がないわけでは決してなく、あいも変わらず毎月1本はゲームを買っています。
また、ある程度物を買うときの基準がじぶんの中で確立しているので、買い物で悩む時間が減りました。
私は自分に似合うカラーをパーソナルカラー診断で把握しているので、「黒・白・濃い緑」の3色で服を見よう!と決めて買い物にでかけます。
これだけで見る服の数が圧倒的に減るので、優柔不断な私でも「コレだ!」と買う物を決めやすくなりました。
好きなことにかける時間が増える
ミニマリストになることで、自分の時間がすごく増えました。
・やらなくていい家事をしなくなった
・たくさん働かなくてよくなった
・片づけの時間が大幅に減った
こういったことが自由な時間を生み出すことにつながったと感じています。
いまは大好きな趣味に打ち込む時間がふえ、充実した日々を送っています。
ほぼ毎日ジムに行って1時間ほど身体を動かしたり、大好きなブログをまったり時間をかけて書いたり、無心で趣味のゲームをやり続けたり…。笑
自分の「好き」にかける時間が1日の中で増えれば増えるほど、人生は充実し楽しくなっていきます。
嫌なことを減らし、好きなことにかける時間を増やしたい方はミニマリストにぜひなってほしいですね。
ミニマリストになるメリット【感情編】
部屋が散らからず、心が乱れない
散らかった部屋で過ごしていると心も乱れやすくなります。
ですがミニマリストになれば部屋は散らかりづらくなり、負の感情が湧きづらいくなりました。
今何をしたらいいかもわからないほど頭がぐちゃぐちゃになっている方にはまず片付けをしてほしいですね。
あわよくばミニマリストになって片付けやすい部屋を手に入れてもらえたらなと思います。
物を大事にできる自分を好きになる
ミニマリストになることで、1つ1つの持ち物を大切にできるようになりました。
なぜなら必要最小限の持ち物しか持っておらず、1つ1つの物にかけられるパワーも増えたからです。
たとえば、昔は家の中で物がなくなっても、「まあ安物だしまた買えばいいや」とろくに探しもせず、新しい物を買ってはなくす…なんて日々を繰り返していました。
しかし今では、物が1つでも無くなったら見つかるまで部屋中を探しまくります。
買ったペンは毎回インクがなくなるまで、使い切る暮らしもできるようになりました。
物を最後まで使い切る行為は本当に気持ちがいいので、全人類にそうしてほしいと今では心から思っています。
物を大切にできるようになると、自己肯定感も高まるのでおすすめです。
ただ先ほども述べたとおり、最初から使い切る暮らしができたわけではありません。
物を減らして重要な少数のものだけを持つようになったからこそ使い切る暮らしができるようになったと感じています。
自分の好きなこと・ものに気づける
必要最小限まで物を減らすことで自分の好きなものが明確になりました。
物を減らす前まではぼんやりとしか自分のことを分かっていなかったのですが、捨てる行為を通じて自分の好きと嫌いが明確になっていったのです。
たとえば、
・アイロンをしなきゃいけないような服は嫌い
・ゲームや本は残しておきたいと思ったからやっぱり好きなんだ など。
小さなことですが、好き嫌いを少しずつハッキリさせていくことができました。
何を残すか?を選択する行為は自分のことを理解するのに非常に有効な手段です。
紙の上で何時間も自己分析をするよりも、いま目の前のものをとにかく整理するがよっぽど自分のことを知ることができます。
ミニマリストになることは自分と向き合うことだと、私自身は思っているのです。
ミニマリストになるデメリット【お金編】
仕事のやる気がなくなる
ミニマリストになったことで、労働意欲が低下した経験があります。
毎月の生活費が6万円ほどになったころ、貯金でしばらく暮らせる自分に気づきました。
ムリに働く必要がないと知ると、働く意欲も激減します。
ただこれは、生活費のために仕事をしている方に起こりがちな現象だとも感じました。
・やりがいがある
・自分のためになっている
・単純にやっていて楽しい
そういったものが仕事に含まれていれば特に問題はありません。
私自身生活費のための仕事から、自分のための仕事に変わってからは労働意欲の低下でひたすらダラダラしてしまう、という悩みは消えました。
また、欲望に忠実になることで「お金がほしい」と素直に思えるようになり、仕事にも積極的に取り組めるようになってきました。
・値段とわず欲しいものを買いたい
・毎日いつでも通えるジムに行きたい
・仲間との時間を大切にしたい
ミニマリストになることを我慢と捉え、変に欲望を切り捨ててしまっていた時は正直楽しくありませんでした。
でも今は、必要最小限のモノで暮らしつつも、欲望には忠実に生きているので仕事も頑張ろうと素直に思えています。
「足るを知る」ことは大切ですが、同時に「欲を大事にする」ことも生きていく上で大切だと感じた出来事でした。
気軽に物を買いづらい
ミニマリストになってから、物を気軽に買いづらくなりました。
自分の中での物を買う基準が高まっている中で、
なかなか90点以上を超える物に出会えない
ということがよくあるからです。
また、捨てる痛みを強く理解していることも、気軽に物が買えない要因だと思います。
以前なら「まあいいか」と買っていた物でも、今はぜったいに買いません。
これはいいことでもあり、悪いことでもあります。
結局買い物経験をある程度つまないと、自分にとって最適なものは理解できません。
いい物・悪い物を見極める目がまだ無い中で、ぐずぐず悩んでいるのはある種時間のムダと言えるでしょう。
臆病になっていても仕方ないので、できるだけ早く買って試し、合わなければ即手放すということを今後実践していきたいと個人的には思っています。
ミニマリストになるデメリット【感情編】
すべてのムダが気になるようになる
物を減らすことに注力していたころ、些細なムダがすべて気になるようになっていました。
なぜなら、物を「いる・いらない」で考えて手放していたからです。
・生産性のないものはムダ
・(娯楽も)コレって役に立つのか?で考える
このような思考でムダを削り続けた先に、ときめく暮らしなどありませんでした。
ハッキリ言ってこんな奴、つまらないですよね。笑
いまでは、「必要なムダもたくさんある」「むしろムダこそ幸福」と思っています。
人から無駄と思われようが、『ミニマリスト』という言葉にとらわれて大事な物を捨てないようにぜひ気を付けていただきたいです。
・自分にとって大好きな物は自信をもって持ちましょう
・大事なムダもあるんです
ミニマリストを目指す方には、このことをぜひ知ってほしいなと思います。
外に出るとめちゃくちゃ疲れる
私にとっていまの家が最高の環境すぎるがゆえ、外に出るとすごく疲れることがあります。
今私の家の物はおちつく色の【白や黒、ベージュ】がほとんどで、ど派手な色の物はありません。
派手なパッケージであっても「どうしてもその商品じゃないといけないんだ」という場合は詰替えボトルを買うことまでする徹底っぷりです。
というのも私自身、繊細な気質(HSP)があり、視界がごちゃごちゃしているとすぐに疲れてしまうからです。
電車に乗ったときにはド派手な広告がずらーっと並んでいるのを見て、めまいがしたことがあります。
また、実家に戻ったときにも、いろんな色の物が山ほどある光景を見て、
「昔はこんなに視界がざわつく家に住んでいたのか」と驚いたこともありました。
もしも実家でまた暮らすようなことがあれば、絶対に色の統一を一からしてしまうだろうなと思うほど。
家が落ち着く空間に仕上がりすぎたあまり、外では多少の反動があると時々感じます。
ヒマすぎて病む
ミニマリストになって自分の時間がすごくできるようになりました。
やりたいことがある方にはハッピーなニュースだと思いますが、特にない場合は地獄かもしれません。
というのも、人はヒマな時間ができるとロクなことを考えないからです。
過去や未来を思い、なんとなく不安になったり後悔したりするような時間が増えます。
こういう事態を防ぐためにも、ミニマリストになって時間ができたらどんなことをしたいかをモノを減らす前にぜひ考えておきましょう。
だらだらゲームするとか、Amazonプライム見るとか、そういうのは数か月でわりと飽きるのでできたら生産的な趣味をもてるといいですね。
・イラストを描く
・ブログを書く
・編み物をする etc.
最近はこのような生産的な活動を強みにしてお金に変えている人も多いものです。
生産的な趣味がだとお金がかからない暮らしができますし、むしろお小遣い稼ぎにつながるのでおすすめですね。
ミニマリストになるデメリット【人間関係編】
こだわりの強さから軋轢(あつれき)が生じる
物を減らす過程で自分の好きなものがわかるようになり、同時にもの選びに対するこだわりが強くなりました。
これはとってもいいことなんですが、デメリットに働くときもあります。
たとえば、私のように夫と二人暮らしの場合。
1人暮らしではないので部屋を好き勝手にはできず、「協調」や「折り合い」がすごく大切になります。
昔はこだわりが強くなかったので夫の選ぶものに合わせていましたが、今では意見するようになったので多少私は面倒くさくなっただろうなと思います。
「ミニマリストなのに…」といわれる
・ミニマリストなのに〇〇を持っているの?
・ミニマリストだから××は持つはずがないよね
といったようなカテゴライズと偏見で攻撃されることが時々あるようです。
特にネットで発信活動をしているような人は注意ですね。
悪気なく言ってきている人も中にはいるとは思うのですが、言われた本人としては正直「肩身が狭いなー」と思ったりもします。
私自身、ミニマリストと名乗ることに”身軽さ”がないと感じたことは何度かあります。
まあ別にネット世界で生き続ける必要はまったくないですし、現実でも理解ある人にだけ分かってもらえればいいと個人的には思っています。
人間関係にまでこだわりすぎてしまう
物にこだわりすぎる癖が人間関係にも強くでた時期がありました。
自分が一緒にいて居心地がよく、仕事の話も趣味の話も何でもできる友人がほしい!と一時期強く思っていたのです。
ただぶっちゃけそんな人はいないし、私自身が万能な人間ではありません。
人間関係で「最高な人」を求めると不幸になるとDaigoさんの本にも書いてありましたが、まさにその通りでした。
また、物と同じで人間関係もミニマルでいい、と昔は思っていましたが、その考えも変わってきました。
年齢とともにつきあう人も変わっていくものなので、いろんなコミュニティに属してその時々を楽しく過ごすのが一番だと今では思っています。
物と人間は当然ですがまったく違うので、変なこだわりは持ちすぎないよう気を付けていきたいものです。
人を家に呼べない・もてなせない
我が家にお客様をもてなすようなものは一切ありません。
座るイスも夫婦分の2つしかないし、お皿やコップも最小限だけです。
まず間違いなく、人が来たら困ってしまうと思います。
実際、ミニマリストを極めてからはまだ誰一人家に来たことがありません。
まあ正直にいうと、家にひとを呼ぶ気がないのです。
(自分のお城に人を入れたくない感覚、分かる方いますか?)←
よく人が家に来る家庭であれば、残す物の量も変わってくるでしょう。
私自身はもう呼ぶ気がないので、夫婦でもっともミニマルに暮らせる量だけを持つようにしています。
万が一、誰かを呼ぶことになった場合はその時々で必要な対応はするでしょうが、
それでも滅多なことはないはずなので物を新たに追加する選択はないかなーと思います。
(客人にお皿を使ってもらい、自分は紙皿にするとかそういう対処かと。)
人を呼べない家というのは、別の人によっては大きなデメリットに感じる部分になるかもしれません。
ただ私にとっては正直気になっていない部分ですね。
以上、参考になれば幸いです!