「仕事をしたくない」「働くことが辛い」「もうやめてしまいたい」、
この記事にたどり着いたあなたは、そんな風にいま感じているのではないでしょうか?
私も過去同じように悩み、苦しんできたのであなたの気持ちはよく分かります。
HSP気質を持つ人にとって、働くことが辛い・難しいと感じることはほかの人よりもきっと多いでしょう。
とはいえ、「仕事をしないと生きていけないし、辞めるにやめられない」とも感じているのではないでしょうか。
この記事では、HSPで悩むあなたがいまの辛い状況を抜け出し、ムリせずゆったり自分のペースで働く方法を紹介していきます。
【自己紹介】新卒2年目でうつ病となり退職。
⇒働き方・生き方を見直し、在宅ワークで生計を立てる。
⇒1年ごとに職を転々としつつも、無理しない働き方を選択中。
この記事のすべての内容があなたにフィットするかは分かりません。
なぜならHSP気質は人によって個性がありますし、生きている環境もそれぞれ違うからです。
だからもし、あなたにとって「いいな」「やってみたいな」と思う点があれば取り入れていただければなと思います。
Contents
HSPの私が仕事をしたくないと感じた瞬間
あなたが「仕事をしたくない」「疲れる」と感じた瞬間はどのようなときですか?
私はこのようなときに、「やだな」「やめたいな」と思いました。
・上司の憔悴しきった顔をみて、明るい将来が見えなくて辛い
・職場の暗さが自分に移ってきて辛い
・たくさん仕事を任された結果手に負えなくて辛い
・本来やるべきことが完璧にできなくて辛い
・周りの人を助けてあげたいけれど自分もキャパオーバーで辛い
・気を遣いすぎて辛い
・単純作業な毎日がつまらなくて辛い
・自分のできないことが多すぎて辛い
・頑張ったわりに評価されなくて辛い
・飲み会に参加しなきゃいけない空気感があるのが辛い etc.
たくさん並べてみましたが、あなたに当てはまるものはありましたでしょうか?
きっとHSPでない方も「辛い」と感じる内容であると思いますが、
HSP気質を持つ繊細な方はさらに敏感に痛みを感じているでしょう。
だからこそ、「ほかの人も我慢して頑張っているから」という理由で自分の辛さを誤魔化さないでほしいのです。
現在はそこそこ元気に働いていますが、それは自分に合う『働き方・生き方』を模索した結果だと思っています。
あなたにも自分に合った働き方や環境をぜひ選んでいただきたいので、続いての章でHSPの方に合った仕事・働き方について紹介します。
仕事をしたくないHSPの方に合う働き方や環境について
HSPの方に合う働き方を紹介する前に、”1つだけ”お話しておきたいことがあります。
それは、「仕事をしたくない、どうしても辛い」という方は無理して働かなくてもいいと私は思っています。
なぜならみんながみんな仕事を好きなわけではないし、お金稼ぎが苦手という方もいるからです。
もし誰かに甘えられるのであれば甘えたらいいと思うし、
働かないことが悪では決してないということはまず知っておいてほしいです。
働くことはまあ大事なことではあるけれど、人が生きるにおいて絶対に必要なわけではないというか、あまり働かずに済むなら働かないほうがいいくらいなものだ。
ちょっと日本人は滅私奉行しすぎというか、仕事に自分の時間やエネルギーをささげることを美化しすぎるきらいがあると思う。
(出典:持たない幸福論 phaさん著書)
私は「持たない幸福論」での一節を読んだとき、すごく気持ちが楽になりました。
ただそれでも、”自分は働かなくちゃいけないんだ”という方もいるでしょうし、私もそのうちの一人です。
ではHSP気質を持つ方がムリせず、自分らしく働くにはどういった環境が良いのか?
次の章でみていきましょう。
あなたのペースで働ける仕事・環境とは?
HSPの方はまず、人間関係を基準に職場を選ぶと良いと思います。
なぜなら、HSPの方は周りの方の表情や言葉に敏感に反応する資質を持っているからです。
たとえば、職場の人がいっつもネガティブで暗かったり、やみくもに怒鳴ったりするような人だったりすると、すーーーごく疲れると思うんですよね。
知らず知らずのうちに影響を受けてしまうHSPの方が多いからこそ、職場での人間関係は仕事を選ぶうえでの最重要ポイントです。
私自身が無理せず働けていた環境には、職場に仲のいい人がいることが多かったです。
もし今いる環境に、「合わないなぁ」と思う人がいるのなら、無理せず転職や部署移動をすることをおすすめします。
ただ転職だと、新しい職場にまた合わない人がいるリスクがありますよね。
私はそのリスクをとって転職し、また辞めるとなったときに苦悩するのが嫌だったので、ひとりで働くことを選びました。
幸い私は孤独が苦にならず、むしろひとりでいることが好きなタイプだったので、今の環境(在宅ワーク)が心地よく感じています。
ひとり、自分のペースで働くほうが合っているHSPの方も多いと思うので、気になる方はどんな仕事があるかをこちらの記事「おすすめの在宅ワーク6選」からチェックしてみてください。
ちなみに私は、ブロガー、WEBライター、YouTuberなどを経験してきたので、その辺りの収益化の方法には詳しいと思います。
(気になる方はブログを漁ってみてください。)
HSPのあなたの才能に合う仕事・働き方とは?
次に、あなたがいま自分に向いていない仕事をしているのなら、仕事を変えるべきだと私は思います。
なぜなら、向いていない仕事をしていると、同じ労力で働いていても倍疲れてしまうからです。
私は4年ほど前、営業職として働いていましたが、明らかに自分の資質と合っていなかったがためにどんどん疲弊していきました。
ただ「自分の資質に合っていなかったんだ」と気づいたのは退職後、
『ストレングスファインダー』という才能を見つけるテストを受けてからのことでした。
↑は自分の強みはなにか?弱みはなにか?を教えてくれるテストなのですが、私の結果を見ると
・初めてあった人とすぐに仲良くなる
・他者と協力してなにかに取り組む
・人前で話をする
・瞬時に聞かれたことに回答する
↑こういったことがすべて苦手なことだと発覚したのです。
(もう明らかに営業職向きではないし、さらに言えば組織勤めが向いていないんだとこの時強く思いました。笑)
さらに、同じ労力や時間を使うなら、自分の才能や強みに合ったことを選んだほうが、
・成果が出やすい
・疲れを感じづらい
・ほかの人より生産性が高い
・他者からも褒められやすい
ということがあることにも、職を変えてから気づきました。
だから今している仕事が合っていないと思うなら、無理せず職を変えたほうがいいと私は思います。
実際、私は自分の強みと弱みを知って、非常に生きやすくなりました。
全世界のすべての仕事がじぶんに合わなくて辛いのではなく、合っていない仕事をしていたから辛かったし苦しかったんだと気づけたからです。
自分の適職や強み探しに悩んでいる方はヒントを得られると思うので、気になる方はぜひテストを一度受けてみてください。
本ではあなたの5つの強みを発見することができます。
才能や強みについての話は詳しくはこちらをご覧ください。
さらに適職について知りたい方はこちらをどうぞ。
仕事をしたくないHSPの方が抱えがちな問題への解決策
ここまで、HSPの方に合った仕事・働き方・環境についてお話してきました。
ただあなたはここまで読んでこのように思ったかもしれません。
・すぐに職業は変えられないよ
・一人の仕事もできるならしたいけど、すぐに生活費は稼げないでしょ?
・というかやめたいけど言い出しづらいのが問題なんだよね
いかがでしょうか?
もしあなたが当てはまるものがあれば、これから話す、「お金の問題」「人間関係の問題」の解決策についてもぜひ読んでみてください。
・仕事をしたくないけれど生活費のために辞められない
・新しい仕事にチャレンジしたいけれど給料が下がるのがネック
このようなお金の問題に対し、私が提案したい解決策は以下のものです。
- 養ってくれる人を見つける
- 毎月の生活コストを下げる
- 貯金を崩してしばらく暮らす
詳しく話していきますね。
人に甘える・助けてもらう
どうしても働きたくない・仕事をしたくないというのであれば、近くに甘えられる人・助けてくれる人はいないかを考えてみましょう。
たとえば、パートナーや家族です。
新しい仕事に就くまでの間や休職期間だけでも、
「仕事をやめて休ませてもらえないかな?生活を助けてくれないかな?」
と思い切って聞いてみるのは1つの手段でしょう。
HSPの方は責任感が強く、甘えるのが苦手な方も多いイメージがありますが、自分ひとりでできることには限界があります。
それに、頼られることが嬉しい人も一定数存在するのです。
いつか自分に余裕がでたら恩返しとして大切な人を助けられるようにすればいいですし、甘える行為は決して悪ではありません。
もし助けてもらえたならば、その間に自分に合う仕事を自己分析したり、
スキルアップをしたりして、自分に合った働き方に向けて行動していきましょう。
私は個人的に、依存する生き方はしたくないと思っているので自分でも働いていますが、
自分ひとりでなんでもやろうとしすぎるのも良くないとうつ病になって気づきました。
甘えられるときは甘えてゆっくり生き方を考えればいいです。
どうか無理なさらず、ゆっくりなさってください。
生活コストを下げる
働くことが好きじゃない、仕事をしたくないという方は生活コストの見直しをしましょう。
毎月出ていくお金が少なければ少ないほど、あなたは余分に仕事をせずに済むからです。
これを言うと驚かれますが、なぜここまで減らせたかというと私の「働きたくない熱」が凄まじかったからです。笑
働かないためにはどうすればいいかを必死で模索した結果、生活費を減らすことを思いつきました。
仕事をしたくない、という方は頑張らないことを頑張ったほうがいいです。
見栄やプライド、余計な買い物を無くしていけば、心をすり減らしてたくさん働く必要はなくなります。
働き方を変えたい、というか働きたくもない、という私のような人は真剣に自分の生活と向き合ってみてください。
きっと働き方も生き方も楽になりますよ。
自分のために持っているお金を使う
いま本当に仕事が辛くて苦しい、という方はムリせず辞めていいと私は思います。
変に頑張っちゃった結果うつ病等になるほうがよっぽどその後が辛くなると、自身の体験から思っているからです。
もし貯金があるのであれば、無理せず半年とか1年休んでみてはいかがでしょうか。
その時間で仕事探しをしたり、スキルアップしたり、元気を取り戻したりするのは何もムダな時間ではありません。
ただきっと、働かず休むことがイヤだったり、罪悪感を持ったり、お金が減る不安を感じたりする方もいるでしょう。
でも、お金はあくまであなたを幸せにするための手段です。
いまあなたがしんどくて辛いなら、しんどさを無くすために所持金を使うのは幸せへの投資だと私は思います。
それに、お金を稼ぐことは人生を幸せに暮らすための手段にもかかわらず
仕事にとらわれて日々の元気がなくなってしまうのは本末転倒な行為です。
毎日仕事で辛そうな人を見ると、「無理しなくていいのになぁ」と私は感じます。
それに半年や1年休む程度は人生全体(100歳まで生きる時代)で見れば微々たる時間です。
数年働いて1年休むといったような働き方を自分のペースに合わせてするのも1つの手ですし、実際私はそんな感じで生きています。
仕事をやめたいけれど言い出せないHSPの方への提案
「仕事をしたくない、やめたいけれど上司に言うのが辛い」、そんな方もいるかもしれません。
私も職を転々としてきた人間なので、言い出しづらい気持ちはよくわかります。
もしあなたがいま会社員として働いている人ならば、『退職代行サービス』を利用するのも1つの手だと思います。
退職代行サービスは、自分が退職を言いだせなかったり、交渉がしづらかったりする場合に、その行為を代行してくれるサービスです。
職場での面倒なやりとりを肩代わりしてくれるので、ずーっとやめるかどうか悩んで苦しんでいる方なんかには非常に良いのでは?と感じています。
私は在職時にそんなサービスがあるなんて知らなかったので、
「あの時知っていればもっと楽だったかなー」なんていま思ったりもしますが…。笑
1つの提案として、知らない方がいるかもと思い、紹介させていただきました!
仕事をしたくないHSPの方に向けた提案まとめ
HSP気質を持つあなたが、今の状況を抜け出して少しでも楽な生き方ができるように、
と思い、自身の体験談をまじえて今日はお話しさせていただきました。
・仕事をしたくないならしなくてもOK
・HSPの方に合う働き方は人間関係で見極めよう
・向いていない仕事を無理に続けるのはやめよう
・お金の問題は3つの手段で解決できる
・やめられないなら代行サービスを使おう
私自身、会社をやめてから働き方や生き方についてはかなり悩んできました。
ただいまだに、「(外で働く)仕事はぜったいしたくない!!!」と強く思っています。笑
なぜなら、外で働くと人一倍疲れるし、やらされ仕事は面白くないし、客観的にも自分に合っていないと思うからです。
人によって、そんな私がわがままに映ることもあると思うのですが、他人は他人。
自分の人生には関係がありません。
HSPはHSPらしく、自分の繊細な資質を使って仕事をするのが一番だと私は思います。
ちなみに、私は人一倍繊細なHSPだからこそ、
・相手の視点で考えること
・わかりやすく伝えること
が得意だと考え(周りにも褒められたので)、発信を仕事にすることにしました。
このブログでも、繊細で生きづらさを感じる方の助けになれればなと思い執筆しています。
あなたも私と似ているなあと思ったら、選択肢の1つとして今日の内容を参考にしてみてください。
これを読んだあなたが、自分らしく、あるがままに生きられることを願っております。