・ミニマリストもやりすぎたらどうなるの?
・モノを減らしすぎて虚無感に襲われたんだけどどうしたらいいの?
・どうすれば物を手放したロス状態から抜け出せるの?
という疑問にお答えします。
私は約2か月毎日モノを減らし、やっと捨てる物がほぼない状態にまで落ち着きました。
ただそこで待っていたのは「無気力」「虚無感」など、想像していた感情とは違うものでした。
理由はいくつかありますが、
- 捨てることが目的となっていたから
- モノで寂しさを埋めていたと気づいたから
- なんとなく時間をつぶすことに抵抗を持ったから
などが挙げられます。
今日はやりすぎで起きた弊害の具体的な内容と、その対策・乗り越え方まで紹介していきます。
参考にしていただければ幸いです。
Contents
【ミニマリスト】やりすぎでたどり着いた3つの末路
物を捨てすぎた結果、虚無感に襲われた
元々「自分の大好きなモノだけに囲まれた上質な暮らしがしたい」という理由で物を減らし始めました。
しかし途中からは「捨てること」が楽しくなり、それが目的に変わっていきました。
結果部屋が片付き、捨てる物がなくなってきたら楽しさを奪われた気持ちになりました。
ただただ時間ができて暇になってしまった、とも言えます。
断捨離はすればするほどメリットがあります。
・自分が真に好きな物を思い出すことができる
・目に入る物が「大好きな物」でいっぱいになっていく
・部屋がみるみる綺麗になっていく
だからこそ、物を手放すトリコとならないよう注意が必要です。
ミニマリストのやりすぎで捨てることが快感の奴隷になってはいけません。
物がなくなった寂しさで空虚な気持ちになった
物を減らせば減らすほど、寂しさ・虚しさが募っていきました。
なぜなら、「自分の部屋には好きな物・必要な物がほとんどなかった」ということに気づいたからです。
ではなぜそんなにいらない物をたくさん保有していたのかと考えると、「物で寂しさを埋めていたのではないか」と考えるようになりました。
私は中学生のころから家族とうまくいっておらず、その時から部屋はゴミ屋敷状態でした。
その友達が一気にいなくなったら寂しいし落ち着かないのは当然です。
「散らかっている部屋のほうが落ち着く」という方は分離不安があるのかもしれません。
分離不安障害とは、愛着のある人物や場所から離れることに対し不安を感じることの心理学用語である。(出典:Wikipedia)
ただ、寂しさや心のスキマをモノによって埋めている状態は健全ではありません。
大量に物をもつことで
心の寂しさを埋めることは
できません。物はすぐに日常化し、
幸福が長く続かないからですただ経験はあなたの心にずっと
残るものなので、幸福も長持ちする同じお金を投資するなら
物よりも経験になることを。#ミニマリスト— ミニマリストぷー (@puu_blog) July 30, 2019
私はなにかに夢中になれることでこのスキマを埋めれるよう改善しないといけないと気づきました。
何をしていいかわからなくなり、ヒマな時間もふえた
・なんとなく持っているもの→捨てる
・捨てる際・新たに物を買う際→必ず理由を考える
といったことを徹底して行っていった結果、自分の選択力があらぬ方向に曲がっていきました。
具体的には、毎日何をしていいのかが分からなくなりました。
これまでなら、「ひまだしゲームでもするか」と時間をつぶしていたのですが、
今は「なんとなくゲームをするってどういうことなの?必要なの」と考えるようになり、動けなくなってしまったのです。
私の物の減らし方には大きな問題がありました。
それは残すものでなく捨てる物を考え、「無駄かそうでないか」で物を減らしつづけたことです。
その結果、日常生活を楽しめなくなるという末路にたどりついてしまいました。
【ミニマリスト】やりすぎの末路から抜け出す解決策や対策
物を手放した後、「何に時間を使いたいか」を考えておく
ミニマリストになりたい方が私のようにならないためにも、まず最初にやっていただきたいことがあります。
それは、モノを減らし終わったあとにできた時間を何に使いたいかを考えておくことです。
私は捨てることを終えた途端、めちゃくちゃヒマになってしまいました。
「時間が欲しい」と言いながらも、余った時間を何に使うかは具体的に決めていなかったからです。
物が減ると想像以上に時間を確保することができます。
だからこそ、その時間で何をしたいかを考えておくことは大切です。
とはいえ今すぐやりたいことを思いつかなくても問題はありません。
人は退屈に耐えられないため、余白ができると「何かしよう」とやりたいことを探しはじめます。
実際私は少しの間ヒマで退屈な時間がありましたが、現在はYouTubeでのミニマリスト普及活動にあてています。
物を減らすことだけに注力しない。買い物も楽しむ
ミニマリストを目指していると「物を減らすこと」に注目しがちです。
ただそもそもの目的は「人生をいまより快適にすること」ですよね。
であれば、手放し中であろうが罪悪感を持たずに物を買うこともOKだと後々気づきました。
ただ、「これが自分には必要だ!」「これは好きだ!」「こんなものが欲しい!」と感じる物があったら買い足してもいいんです。
物を持つ自体は悪いことではありません。
”自分にとって不要なもの#をたくさん持っている状態が良くないだけなんです。
自分の好きな物・欲しい物が分かったら買い物にもぜひ出かけてください♪
ふわふわでミニマルなタオルが欲しかったのでGetできたときはとても嬉しかったです!
新たに物を買うときは「自分の大好きだと思える物」を選べるといいですね。
ちなみに、お金を使うなら幸福度の長続きするものがおすすめですよ!
好きなこと・興味のあることを見つける
せっかくできた時間を退屈にしないためにも、「やってみたいな」と感じていたことをはじめてみてはいかがでしょうか?
個人的にはブログやYouTubeなどの発信活動がお金も得られるのでおすすめですが、
あなたの興味のあることなら何でもいいと思います♪
ちなみに私は、「ラジオ配信」を再開することにしました。
なぜならモノを手放していく中で、ラジオが自分の好きなことだったと気づけたからです。
やりたいことがないという方は限界を決めず、ぜひ色々なものに触れてみてください!
ミニマリストになりたい方はやりすぎに注意
今回はミニマリストのやりすぎで起きた悪影響について紹介してみました。
ただこれってメリットの裏返しなんですよね。
- ヒマだと感じるほど時間ができた
- なんとなくで時間を使わなくなった
- 大好きなモノに囲まれる生活に変わった
など、本来は喜ぶべきことがたくさん起きているんです。
裏返すとこの記事で書いたような悪影響もありますが、
やっぱりモノを減らすことは人におすすめしたい行為だと感じました。
もし私のように無気力になってしまった方は、
・時間を何に使うか考える
・手放すだけでなく買い足す
・興味のあることを増やす
ということをやってみてはいかがでしょうか?
失敗せずに物を減らしたい、ミニマリストになりたい方はこちらの記事を参考にどうぞ!