・仕事が続けられているHSPさんはどんな仕事を選んでいるのだろう
そんなお悩みを抱えている方向けの記事となっています。
こんにちは、HSPライターのぷー(@puu_blog)です。
私自身HSP気質を持ち「仕事が続かない」自分に悩んできました。
でもいまは、
・どの会社に入ってもすぐに辞めたくなる
・人より疲れやすくて仕事が辛い
・人間関係にはもううんざりだ
こんな状態から抜け出し、ムリせず続けられる仕事でご飯を食べています。
仕事が続かないHSPさんが多くいるのは事実ですが、かといってどの仕事もダメかというと決してそうではないのです。
この記事の前半では、HSPの方が「仕事が続けられない」よくある原因例を見ていき、後半ではその対処法について解説していきます。
この記事を読み終えることであなたは「仕事が続かない」原因を正しく認識し、さらに自分に合った仕事選びの方法を知ることができます。
HSP気質を持つ人がどんな仕事をしているか気になる方も、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
HSPの方が仕事が続かない、よくある原因
上司や同僚と根本的に合わない
仕事が続かない原因の第一位は、「人間関係」です。
なぜなら、他者の言葉や表情に敏感に反応する資質を持っているからです。
仮に、あなたの上司がパワハラ上司で、あなたに対して日々厳しい言葉をかけているとしましょう。
するとあなたはどんどん元気がなくなり、仕事にいく気力が湧かなくなってくるでしょう。
そうでなくても、周りの人が不機嫌だったり落ち込んでいたりするとあなたは気になってしまうはず。
それだけ繊細なあなたにとって、一緒にいる人がどんな人かというのは大切なのです。
相談できる人、分かってくれる人が職場にいない
あなたの繊細さやHSP気質を理解してくれる人が職場にいない、
または相談できる相手がいない場合も、仕事を続けることが難しいと感じるでしょう。
HSP気質は5人に1人が持っている気質です。
ただ残念なことに、職場に自分を理解してくれるHSPさんがいるとは限りません。
HSP気質を持たない人にあなたの悩みを相談をしても
・それくらい我慢しなよ
・根性ないね
・甘えてるんじゃないの?
なんてひどい言葉をかけられるかもしれません。
ただそういう人も悪気があるわけじゃなく、単に私たちの気持ちが分からないだけなのです。
身長が低い人に高い人の気持ちが分からないようなもの(逆もしかり)なので、理解してもらえると考えないほうがいいと私は思っています。
私自身うつ病になる直前の職場(転勤後)では、「辛い」と感じることがあっても頼れる人がいませんでした。
同じ職場であっても昔は相談できる人がいたから、なんとか耐えれれていたのです。
しかし、そうでなくなった途端、あっけなく病気になりました。
実際、職場に友人が3人以上いる人は、そうでない人に比べ仕事での満足度が96%も違ったというデータもあります。
あなたにとっても仕事が続けやすい職場・環境というのは必ずあるはずで、
これまで仕事が続かなかったのは単に、人間関係に恵まれなかっただけかもしれません。
仕事選びの際は必ず、どういう人たちと一緒に働くのかを見ていきましょう。
職場にいるととにかく疲れる。ストレスが溜まる。
仕事が続かない原因に「ストレス」も大きくかかわってくるでしょう。
さまざまなことに神経が敏感なHSP気質を持つ方は、人より疲れを感じやすいと思います。
・音がうるさい
・満員電車が苦しい
・匂いが気になる など
5感が鋭いため、他の人が気にならないことでもあなたは気になってしまうのです。
私は現在在宅ワークですが、たまに電車に乗るとそのノイズの多さにびっくりします。
カラフルな広告がたくさん並んでいたり、人がたくさんいたり、独特な匂いがしたり…。
ただそこにいるだけで、とっても疲れてしまうのです。
そんな私からすると、”朝早く起きて仕事に行く”というだけでも、すごいことと感じます。
もしかすると私のように体力がなかったり、異様に疲れやすかったりする方は、
無理に”会社員として”仕事を続けないほうがいいかもしれません。
仕事というのは会社に勤めずともできるものです。
”仕事が続かない”と何度も転職している方ほど、一度多様な働き方に触れてみることをおすすめします。
仕事での責任が重い。プレッシャーを感じる
HSP気質を持つ方の中には、プレッシャーに弱いという方もいるでしょう。
人からの期待を期待以上に感じてしまい、自分で自分を追い込んでしまうのです。
さらに、きっちり丁寧にやりたい(完成系が見えている)からこそ、
思うようにできないことが出てくると強くストレスを感じたりもします。
私は大きなプレッシャーや責任には残念ながら耐えられません。
責任が求められる仕事ほどお金をたくさんいただけますが、その分心の消耗が激しくてやめてしまいました。
という価値観でいまは生きているので、次また外で働くとしても『正社員』を選ぶことはないかなーと思っています。
もし責任の重い仕事に耐えかねて「仕事が続かない」と感じているのであれば、その仕事から降りてみてもいいかもしれません。
なぜなら無理していることにはいずれ、無理が利かなくなっていくからです。
仕事がつまらない・単調。やりがいや納得感がない。
HSP気質を持つ方の中には、「やりがい」や「納得感」を重視する方も多いです。
だからこそ、やりがいが感じられない職場にいると苦痛でやめてしまう人もいます。
・この仕事をすることで誰が喜ぶのだろう
・毎日が単調でつまらない
・もう大体の仕事内容は覚えたし、ここからの学びは薄そうだな
こんな風に感じ始めたら、私はその仕事をやめたくなります。
最初こそ新しい仕事が楽しくて仕方がないのですが、半年も経つと目が死んでいくのです。笑
とはいえ「飽きたから」という理由で職場を半年ほどでやめることはなかなかできません。
それに次の職場に行っても同じことが起こることは目に見えているので、仕事選びにはかなり悩んできました。
結局私は独立して、自分で仕事を作る側に回ることを決心したのですが、それでよかったなーと今は思っています。
辞めるタイミングも始めるタイミングも自分で選ぶことができるから、他人に迷惑をかけることがありません。
さらに、自分で仕事を生み出すところから完成まですべて請け負っているので、やりがいも感じやすいというメリットがありました。
飽きっぽくて仕事が続かないというHSPさんには、私のような働き方がもしかすると合っているかもしれません。
仕事が自分に合っていない
苦手なことを仕事にしていると、仕事を続けることも辛くなっていきます。
できるだけ得意なことを仕事にしていきましょう。
苦手なことを仕事にしていると、
- 成果が出づらくて辛い
- 疲労感が大きい
- 苦手だからこそ仕事がほかのひとより遅い
こういった負のループ状態に入り、自己否定してしまうようになります。
私はマルチタスクが苦手なのですが、会社員時代は大量のタスクを任されていました。
結局仕事が増えるにつれて手に負えなくなり、パニックで仕事を続けられない状態まで追い込まれてしまったのです。
自分に合わない、特性に合っていない仕事はムリに続けないほうがあなたのためです。
もし自分の得意なことがわかっているのなら、得意なことをさせてもらえるように職場と交渉したり、
スキルを身につけて転職したり、または独立して得意なことに特化して仕事をすることをおすすめします。
新刊についているパスコードでテストを受けることで、自分の強みを見つけられる本です。
・考えることが好き
・分かりやすく伝えることが得意
・学ぶことが好き
↑私はテストで分かった自分の強みを活かし、いまはブログやYouTubeでの発信業を仕事にしています。
とてもおすすめの本なので、まだ強みが分かっていないという方はぜひ受けてみてください!
HSPで仕事が続かないときの対処法
正社員にこだわらない。働き方を柔軟に見直す
HSP気質を持ち、仕事が続かないと悩む方には働き方(雇用形態)を見直す提案をまずはしたいなと思います。
というのも、「正社員でなくてはいけない、社会人になったのにアルバイトなんてダメだ」と考え、無理に正社員でい続けようとしている人がいるかもしれないなと思ったからです。
「大学を出させてもらったのに、正社員じゃない働き方をするなんて親不孝だ。」
「大学を出たのに、派遣やアルバイトなんて恥ずかしい。」
(↑今思えばこの考え方が恥ずかしいのですが、本気でそう思っていました。)
でも、働き方や生き方なんてそれぞれ自由でいいし、
自分に合っているものや価値観に沿って選ぶほうがずっと楽に生きられます。
無理に合わない働き方をしていても、身体と心を壊すだけです。
世間の目や一般常識といった、存在するのかしないのかもよくわからないものにがんじがらめになってはいけません。
あなたにとって本当に心地よく生きられる環境、働き方はどのようなものでしょうか?
それは正社員であったり、いまの仕事でないと叶えられないものなのでしょうか?
私の母は、正社員でいられなくなった私を責めることは一切ありませんでした。
友人も、情けない私をけなしたりするようなことはしませんでした。
というような顔をしたのは、自分とそこまで親しい仲にない人だけでした。
正直私からすると、どうでもいい人です。
あなたのことを心から大切に思ってくれている人は、
あなたがただ健康で、元気で、笑顔で過ごしていることを願っています。
仕事ができるから好きとか、正社員だから一緒にいるとか、そんなことはないのです。
なにもできない自分になっても温かく受け入れてくれる人が、真に大切にすべき人だと私は思っています。
もし自分ルールに縛られているならば、そのルールから離れてみてください。
世界はもっと広いし、働き方はいまさらに柔軟になっている時代です。
フリーランスという働き方を考えてみる
「仕事が続かない」と悩んで何度も色々なことを試してきたHSPさんには、
フリーランスという働き方も選択肢としてお伝えしたいなと思います。
なぜなら、私自身が『会社で働く以外の選択肢』を知れた時にすごく気が楽になったからです。
私自身、会社をやめてから4年ほどフリーランスという働き方で生きています。
YouTubeでゲーム実況をしたり、ブログを書いたり、ライターをしたり…。
いろんなことを試しながら自分の働き方を模索してきました。
いまはメディアの発達により、個人で働く人たちが増えてきています。
もう無理して会社員として働く必要がないのです。
むしろ、やらされ仕事はどんどんAIに取って代わられるので、今のうちに自分が活き活きとやりがいをもって働ける場所を確保したほうがいいと私は思っています。
私は会社員としては平凡な人間でしたが、フリーランスとしてはたくさんの方に応援してもらえるメディアを作ることができました。
私のYouTubeチャンネルはこちら→https://www.youtube.com/channel/UCkUhLT148LC8y95naCcuyVA?view_as=subscriber
それは、自分がひとりでコツコツ作業するほうが向いている人間で、適性がフリーランスにあったからだと思います。
いまあなたが無理して働いているのなら、新しい働き方もぜひ検討してみてください。
自分の居場所を変えるだけで、人生は大きく変わります。
無理に仕事をしようとしない。頑張らない
もしいまあなたが「もっと頑張らなきゃ」と思っているならば、一度ストンと肩の力を抜いてほしいなと思っています。
世の中には、「仕事をしないやつはだめ」「女性も仕事をする時代だ」みたいな”〇〇すべき論”がいまはびこっていますよね。
そういった世の中の流れ(求めるもの)を感じやすいHSP気質を持つ方は、過度にプレッシャーを受けている可能性があるので心配なのです。
私自身も、”〇〇すべき”にがんじがらめになり、身動きが取れない状態に昔はいました。
・ほかの人と同じように頑張れない
・仕事が続かない
そんな自分を責め、どんどん鬱っぽくなっていっていたのです。
でもphaさんの「持たない幸福論」を読んでからは、自分が自分らしく生きることを選択できるようになってきました。
なんか、普通とされている生き方モデルがすごく高いところに設定されていて、実際にそれを実現できるのは全体の半数以下くらいの人でしかないのに、
「真面目にやっていればそれをみんな普通に達成できるはず」というプレッシャーが社会全体に漂っている気がする。
仕事をするのも大事なことだけど、仕事をするために人生があるのではなくて、より良く生きるための手段の一つとして仕事というものがあるに過ぎない。
たまにその目的と手段を取り違えてしまって、働きすぎて病んだり死んだりする人がいるけど、そっちのほうこそもったいないことだと思う。
働くことはまあ大事なことではあるけれど、人が生きるにおいて絶対に必要なわけではないというか、あまり働かずに済むなら働かないほうがいいくらいなものだ。
ちょっと日本人は滅私奉行しすぎというか、仕事に自分の時間やエネルギーをささげることを美化しすぎるきらいがあると思う。
(出典:持たない幸福論 phaさん著書)
この本を読んでいると、自分が「当たり前」だと思っていた概念が覆されていきます。
「あ、だるいって言っていいんだ」「働きたくないって気持ちに正直になっていんだ」、そんな風に感じ、読めば読むほど楽になっていきます。
ちなみにphaさんもTwitterで「自分はHSPかも」とおっしゃっていました。
内容はHSPの方がみな、共感できる内容だと思います。
もしあなたがいま「仕事をしなくちゃ」と苦しくなっているなら、一度離れてみてもいいのでは?と私は思います。
phaさんが書かれている通り、仕事は生活を彩る手段でしかないのです。
何度も言うようですが、自分の枠を超えた頑張りというのにはいずれ限界が来ます。
私自身、自分のキャパを超えた働き方をした結果うつ病となり、半年以上の引きこもり生活を過ごすこととなりました。
「仕事が続かない」のにはなにか原因があるはずなので、ゆっくりそれを考える時間を持つのも1つの手だと思います。
自分に合った働き方をカスタマイズする
HSP気質を持ち、仕事に悩んでいる人には、自分に合った働き方をカスタマイズすることをおすすめします。
具体的には、自分が仕事で「辛い」と感じる事柄をリストアップし、それを無くせるような手段や方法を考えてみることです。
たとえば、組織に属して働いていたころに私が感じていた不満は以下の内容です。
・通勤が辛い(面倒くさい)
・上司を選べないのがイヤだ
・仕事にはやりがいが欲しい
・好きな人達とだけ働きたい
イヤなことをなくし、自身の願望を叶えるためには、組織に頼らずひとりで働く以外の選択肢しかない、という風に私は思い、結果独立しました。
何も動かずに、「自分には仕事が続かない」「もうだめだ」と嘆いている状態はよくありません。
会社に文句を言って変えてもらえるようなことも勿論あるでしょうし、今の職場で不満が解消されるのであればそれが一番です。
いまなにか問題を抱えているのであれば、それを無くす方向に自分が動いてみましょう!
私自身、理想の働き方を叶えるために、会社員時代以上に大変な思いをしてきました。
・どれだけ会社員でいたことが恵まれていたか
・自分で1円を稼ぐことがどれだけ大変か
など身に染みて感じたことも多くあり、独立するほうが楽とは決して言えません。
ただ実際、会社員としては1年半で終わってしまった私が、フリーランスとしてなら仕事を4年も続けられています。
正直なところ、一番のストレスであった「人間関係」の悩みから解消されたのが大きいです。
いまは好きな人と、好きな時に、好きな場所で働くことができています。
仕事という同じ大変さを味わうのであれば、できるだけ嫌なものは避け、自分が楽に生きられるようにしたほうがいいと私は感じています。
あなたが感じる仕事での「嫌」な要素をなくすためには、いま何をすることが必要そうでしょうか?
どういう働き方なら自分に合っていそうか、一度ゆっくり検討してみることをおすすめします。
HSPで仕事が続かない自分を責めなくていい
本日はHSP気質を持つ方が仕事が続かない原因と、その対処法について紹介してきました。
原因は人それぞれ違うと思いますが、多くの場合は「人間関係」です。
実際に3年以上仕事を続けられているHSPさんに要因を聞いたところ、「人間関係がよかったから」と答えた人が50%以上いたというデータもネットで見かけました。
それ以外の要素である方ももちろんいるでしょうから、まずは嫌な要素のリストアップから始めてみることをおすすめします。
そして最後に、1つあなたにお伝えしたいことがあります。
仕事が続かない自分を責めるのはもうやめましょう。
仕事が続かないのは、ただあなたとその環境が合わないからであって、
別の場所に身をおけば、あなたも活き活きと働ける可能性は十二分にあります。
それに、仕事は手段でしかなく、人生のすべてではありません。
「続けること=えらい、正しい」という考えも、変化の激しい今の時代に不釣り合いです。
・自分に過度な要求をしてしまっている
・自分を責めてばかりいる
そんなHSPさんは、記事内で紹介した「持たない幸福論」をぜひ読んでみてください。
読むと気持ちが楽になり、他人の目や常識らしきものに囚われていた自分に気づくと思います。
https://puu-blog.com/salalyman-muri
最後までご覧くださり、ありがとうございました!