・何をやってもすぐに飽きてしまい続けられない
・飽き性である自分が心底嫌だ
・1つのことに特化して長く続けられる人がうらやましい
そんな風に悩んでいませんか?
こんにちは、誰よりも飽き性な自信のあるぷー(@puu_blog)です。
私は高校生のときからアルバイトをしていましたが、どの仕事をしても3か月で飽きてしまい、拷問のような時間を過ごしていました。
始めたてのころは何をやっても楽しめるのですが、ある程度仕事の中身が見えてくると「ここに居続ける価値はない」と思ってしまうのです。
これは好きなことを仕事にしても変わらず、いろいろ飽きないようにする工夫をしてみたのですが、結局ダメでした。
そんな風に落ち込み、自分を責めてしまうこともよくありました。
ただ先日偶然にも「マルチ・ポテンシャライト」という言葉をある動画で知りました。
マルチ・ポテンシャライトとは、多くに興味を持ち、創造を追求する人のことです。
TEDで累計550万回以上の再生数を誇る『天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう』という動画で、私と同じように飽き性で悩んでいる方がスピーチをされていたのです。
この動画では、飽き性で仕事を続けられないと嘆く人が生きる上ですごく楽になれる考え方を多数示してくれました。
・飽き性には素晴らしい才能があること
・飽き性で器用貧乏な人がもっと自信を持っていい理由
・この資質を活かして楽しく生きる方法
動画で興味を持った私は、その後『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法』という本も読みました。
動画も本も今までにはない発想で、非常に素晴らしい生き方の道しるべになったので内容を掻い摘んでシェアしていきます。
飽き性なことが本当につらい、どう生きればいいか分からない、という方が自分に自信を持てるようになる内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
飽き性で仕事が続かない人の3つの才能って?
飽き性で仕事が続かない人の才能①アイデアを統合できる
私たちは、物事を統合するのに長けている。複数のコンセプトを組み合わせ、それが交わる場所で新しいものを生み出すのが得意なのだ。(中略)
アイデアを統合すれば、オリジナリティあふれる何かが生まれるだろう。この能力を活かせば、差し迫った社会問題に、オリジナリティあふれる解決策で対処できるかもしれない。(出典:マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法)
飽き性なマルチ・ポテンシャライトは好奇心が旺盛です。
好奇心に従って色々なことに足をつっこんでいると、そこで得た学びを別の場所で活かせる瞬間に気づくことがありますよね。
これはスペシャリストと呼ばれる1つのことだけにまっすぐな人にはなかなかできないことです。
まったく関係がなさそうな分野同士を組み合わせ、革新的なアイデアを生み出すことができるのは1つの才能です。
長年の問題への解決策を思いつくのは、たいていベテランの専門家ではなく部外者だ。(出典:マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法)
マルチ・ポテンシャライトが自分を抑えて「やるべきことは1つに絞らなきゃ」と思ってしまうのは非常に勿体ないことです。
せっかくいろんなことに興味が移りやすいのであれば、好奇心を追っていくつもの穴に入っていくべきなのです。
飽き性で仕事が続かない人の才能②学習速度が速い
マルチ・ポテンシャライトは学習速度が非常に速いです。
なぜなら初心者でいることに慣れているし、今までに得た多くのスキルをほかの分野に応用させることもできるから。
しかも、魅力を感じることには熱心に取り組める(没頭できる)ので、短期間に最大限のことを吸収していきます。
知的好奇心はマルチ・ポテンシャライトの特徴の1つでもあるのです。
「なんでそんなに勉強できるの?」「色々やれるの?」と聞かれたら、『興味があるから』以上の答えがありません。
ただある程度の目標までたどり着くと飽きてしまい、勉強する気が失せます。
このサイクルは繰り返せば繰り返すほど、飽きまでのスピードが速くなっているなと感じています。
ただこれは、それだけ学習速度も高まっているとも言えますね。
飽き性で仕事が続かない人の才能③適応能力が高い
マルチ・ポテンシャライトは、さまざまな状況や役割を楽しめる。雇い主やクライアントや顧客のニーズに合わせて、多彩なスキルを活かすことができる。(出典:マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法)
適応能力は21世紀でもっとも重要な能力ともいわれています。
なぜならいまはとても変化の激しい時代だからです。
いまある仕事も数年後にはどうなっているか分からない中、どんな場面でも柔軟に立ち回れる適応能力は生きる上で必須のスキルともいえるでしょう。
不安定な経済において成功するカギは、「不安定さを受け入れ、キャリアやビジネスモデルや前提条件を修正することを受け入れ、むしろそれを楽しむような考え方」をすることだ、と。
不況後の世の中において、適応能力は財産というより必需品なのだ。(出典:マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法)
未だに「1つのことを極めた人がすごい」という考えがはびこっていますが、それは1つの側面にすぎません。
もちろんスペシャリストとして1つのことを極めるのは素晴らしいし、私自身憧れがあります。
けれど様々なことに精通して、いろんなものに適応できる力を持つマルチ・ポテンシャライトもまた素晴らしいのです。
私は1つのことに集中できないからこそ、複数の収入源を持つことができました。
1つの会社でとどまっていては成長が止まる(面白くない)と思い、転々としてきました。
その結果、とびぬけたものはないものの、様々なスキルをつけることができました。
そしてそのスキルや経験はいつも、新しい挑戦で必ず活きています。
いまどんな時代になろうと生きていける自信があるのも、自分がマルチ・ポテンシャライトだからです。
飽き性で仕事が続かない人の才能を活かすために必要な事
仕事を転々としたり、興味がいろんなことに移り変わったりしていると、「それ大丈夫なの?」「また違うことしているの?」とネガティブな声掛けをされることもあるでしょう。
誰かに言われずとも自分で感じていることだったりするので、「やっぱり1つのことに集中したほうがいいよな」と思ってしまったりしますよね。
ただこの人生で何度そう思ってもそうできなかったんだとしたら、自分がマルチ・ポテンシャライトだと受け入れた上でその才能を活かすべきです。
・アイデアを統合する
・迅速な学習力がある
・適応力が高い
マルチ・ポテンシャライトの才能を伸ばすためにも、あなたの内なる資質(情熱)を大切にしましょう。
自分がやりたいなと思ったことを否定せずに、思い切ってハマってみることです。
その中にはすぐにまた飽きてしまうものもあると思いますが、自分を責める必要はありません。
そこで得た経験は必ずまた別の場所で活きるので、気にせず次の好奇心を追いましょう!
かの有名なスティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。後で振り返ってみて、つなぎ合わせることしかできないのです。だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。何かを信じ続けることだ。
直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。この手法が私を裏切ったことは一度もなく、そして私の人生に大きな違いをもたらした(引用:2005年 スタンフォード大学卒業式スピーチ)
「点と点はいつか線となって結びつく」、これは非常に勇気をくれるメッセージですよね。
TEDのスピーチでも、「好奇心の交差点を追求していこう」というアドバイスが最後にされています。
スペシャリストのように1つのことを極めずとも、あなたはあなたらしく活躍することが可能です。
むしろあなたはスペシャリストには生み出せない価値(革新的なアイデアを生むなど)を生み出せるのです。
だから好奇心を大切に、やりたいことを見つけたら思いっきりハマってやってみましょう。
それはきっとあなたの財産になりますよ。
飽き性で仕事が続かない人必見!おすすめ本
今回紹介したマルチ・ポテンシャライトの内容はほんの一部です。
著書ではほかにも、
・マルチ・ポテンシャライトを活かして活躍する人の事例
・マルチ・ポテンシャライトが陥りがちな不安の解決策
・マルチ・ポテンシャライトが幸せに生きる秘訣
など、あなたの苦しい現状を救う方法(考え方)が掲載されています。
どうすれば自分にあった働き方・生き方ができるかをチェックできる質問などもあり、大変実用的です。
ほかにも、「仕事の辞め時はいつなのか?」といった飽き性の人がよく悩みがちなテーマも取り上げられています。
「自分はマルチ・ポテンシャライトかも?」と思った方はぜひ読んでみてください。
自分の好きなことを仕事にしつつ、生きがいを持って暮らすヒントが必ず掴めるでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
「飽き性だけどどうしても頑張らなきゃいけないことがある」という方はこちらの記事をどうぞ!
続かない、つまらないをなくすための方法を載せています。