時々Twitterなどで「会社をやめてフリーランスになろう!」という煽りを見かけますよね。
ただ、「フリーランスを経験していたらそんな簡単に言えないよなあ…」と思う、専業フリーランス2年目のぷー(@puu_blog)です。
私は新卒入社の会社でうつ病となり、やむなくフリーランスになったところがありますが、ぶっちゃけ「安易に考えてるならやめとけ」と思います。
確かに人間関係や通勤・飲み会などのストレスから解放されてすごく楽です。
一緒に働く人も選べるし、頑張れば頑張るほど収益につながるいい面もあります。
ただ新たなストレスとして、「経済的・精神的ストレス」が現れますよ。
今回は専業フリーランスを2年経験した私が感じるフリーランス論を語りたいと思います。
専業フリーランスとしての実態や利点、専業フリーランスになるためにはどういうことを気をつけたらいいかなど興味のある方はぜひご覧ください。
いま生き方や働き方に悩んでいる方に届けば幸いです。
Contents
専業フリーランスになって訪れた精神的・経済的不安
私は大変ありがたいことにフリーランスとなって約3ヶ月でYouTubeでの活動が収益に結びつき始めました。
家から一歩も出ずパソコンだけで仕事が完結するありがたみをすごく感じていましたし、最初はとても嬉しかったです。
ただどんどん「収益」を気にして生きる人生に疲れてきました。
実際、約1年半の間に
・収益化条件の変更
・広告が突如つかなくなる事件
・再生数の激減
など、自分でコントロールできるものもあればそうでないものも経験してきました。
「会社員のときは毎日通ってさえいれば決まった額が入っていたのに…」なんて思い、何度も転職を考えては思い悩みました。
フリーランスになってからの変動の激しさには精神擦り切れる思いでいっぱいの時も…。
できるだけリスク分散を、と思いこのブログもスタートさせましたが結局は「広告」に依存しているので不況が訪れたらアウトです。
かなり突き抜けて成功している状態なのであれば専業フリーランスになってもいいと思いますが、甘い考えでいるならおすすめしないというのが私の結論です。
専業フリーランスのいいところは?
色々悪いところばかり書いてしまいましたが、専業フリーランスの良さは確かにあります。
・自分の裁量でものごとが決められる
・時間・場所にとらわれず自由に働ける
・嫌な上司とかいないし、一緒に働く人を選べる
・飲み会に行かなくていい。宴会芸しなくていい
などなど。
経済的不安を除けばメリットはたくさんあります。
個人的にここ2年はかなり楽でしたし、自由な生活をまったりと過ごしていました。
おかげでうつ病も良くなったので結果的にはよかったと思っています。
専業フリーランスになるにはどうすればいい?
・活動の幅を広げる
・複数のスキルを持ってリスク分散させる
・再現性のある圧倒的な成果を出す
この3つが専業フリーランスになる上で重要になると思います。
活動の幅を広げること
私の場合、YouTubeだけに依存するのは怖いと思いブログを始めました。
ただYouTubeもブログも広告収益のため、不況となれば広告費は間違いなく落ちると思っています。
YouTuberであればグッズ販売やイベント、ブロガーであれば有料Noteやオンラインサロンなど、活動の幅を広げる重要性はすごく感じています。
複数のスキルを持ってリスク分散させる
1つのスキルだけで食べていくことは容易ではありません。
私の場合、いまやっている発信活動は続けつつ、エンジニアとしても在宅ワークができるよう一度再就職することに決めました!
就職してWEB言語を学びつつ、数年後には独立してまたフリーランスになる予定でいま考えています。
※COMさん(@com_y_0)のブログ記事のフリーランスエンジニアになるまでの行動8つ【具体例あり】が大変参考になりました。
その間も変わらずYouTubeやブログを育て続けていれば、3つの柱を建てることができるので安心です。
フリーランスとしてのリスク分散は自分自身でしかできません。
実力が足りないと感じるのであれば、勉強したり就職したりするのも1つの選択だと私は思います。
再現性のある圧倒的な成果を出す
何をするにも再現性が持てるか、が重要です。
ブログでの収益化に上手くいった人の中でも、サイトの検索順位が落ちたときにまた登れるのかそこで終わってしまうのかでは大きく異なります。
1度の成功はもしかすると運で叶うかもしれませんが、2度同じ成功を出すことは難しいです。
1つのサイトが上手くいったら別のジャンルでもう1サイト作ってみるとか、日々向上心を持って挑戦することは大切です。
専業フリーランスになりたいのであればこれら3つを意識しつつ、地道に行動し続けられる人でなければ難しいでしょう。
まとめ:専業フリーランスはきつい。けど上手くいけば幸福度は高い
今回は専業フリーランスについて私が感じることをありのままに綴りました。
まだ経験の浅い学生などに専業フリーランスになるような煽りをしているのを見ているとすごく恐怖を感じます。
当人がそれで幸せなのであればいいですが、本当の意味で専業フリーランスになれるのは上位数%です。
会社員で成功するよりある種難しいのかもしれません。
ただ、1度きりの人生なのだから好きなことがしたい!と考える人の気持ちもすごくわかります。
だからこそ、今回は専業フリーランスとして生き続けるために大事にすべきこととその覚悟を経験をもとに紹介させていただきました。
生き方はさまざま、人それぞれでいいと思いますが、誰かに流されずしっかり自分で考えて選択していきましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。